家賃2年分一括払い

先日、賃貸の契約をされたお客様について少し珍しい契約となりました。

この物件は保証会社加入が条件となる物件です。（保証会社とは連帯保証人を代行する会社の事）

近年はこのように部屋を借りる際に連帯保証人ではなく、保証会社の加入を条件とする物件が増えてきています。

これは貸主側の家賃滞納リスクの軽減が主な理由です。


その物件に対して、今回の借主様が入居申込みの際に・・

「家賃を2年分一括で支払うので、保証会社加入ではなく連帯保証人を立てて契約できませんか？」

とのお話がありました。

貸主とも相談しましたが、そもそも毎月の家賃支払いに滞納があった場合に、その滞納分を保証会社が貸主に立て替えてくれます。

その家賃を契約期間の2年分を最初に貸主へ払ってくれるのなら、保証会社を付ける必要はないという結論に至り、ご希望通り連帯保証人を1人立ててもらう事で合意しました。

「家賃滞納の心配がないなら連帯保証人も必要ないのでは？」という意見もありそうですが、連帯保証人には金銭の保証だけではなく、身元の保証という役割もあるので付けてもらっています。

●契約期間中の家賃滞納の不安がない。

●最低でも2年間借りてくれる目途が立つ。

●保証会社加入を免除され、保証料（一般的には家賃の50％）などの支払いがなくなる。

●毎月の家賃振込がないので振込手数料のコストダウン。

このように貸主様・借主様、お互いにとってメリットがあるのではないでしょうか。

一括払いできるという事は、借主様にとって結果的に総支出額を抑える事にもなるので効果的ですね。

ただし借主様が家賃を一括払いしたいと言っても、貸主様が一括払いを受け付けない場合もありますので、事前の相談が重要です。

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