板橋区大山にあるオレンジの不動産屋アメニシティの日常
blogストップ!おとり広告
不動産業界では昔から「おとり広告」が問題になっています。
おとり広告とは・・
実際に借りることのできない物件、架空の物件、成約済みと知っている物件を周辺相場より割安および好条件で不動産ポータルサイトに掲載する。
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その物件を問い合わせしたお客様に「その物件はまだあります。」と言ってお店に来店させる。
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来店後にいろいろな理由を付けて問い合わせの物件を内見しないように諦めさせて、実際に募集中の他の物件を紹介する。
これがおとり広告で、悪質な不動産会社がお客さんを店に呼ぶための詐欺に近い行為です。
当然これは以前から問題視されていて、業界団体やポータルサイト各社もおとり広告の排除および罰則を強化してきました。
ですが全国賃貸住宅新聞によると、全国で2015年度のおとり広告と思われる物件の掲載数が3,619件、前年度が2,184件で、約1,400件ほど増えているとのことです。
まず全国で約3,600件もおとり広告があった事に驚きです。
近年日本ではコンプライアンス(法令順守)が昔より重要視され、おとり広告についても取り締まりが強化されて年々このような違反が減少傾向であるのは間違いないと思っていました。
それなのに今回の調査でおとり広告の件数が増えたという要因は、良識のある消費者や同業者からのチェックが厳しくなり、今まで確認されていなかったおとり広告の存在が表面化してきたからだと書いてあります。
確かにこの流れは同業者としても理解できます。
ルールがあるのは当然。
そしてルールが厳しくなるのもしょうがない。
ただしみんながルールを守っているのにルールを守らずに得をしている者は許せない。
という事なんでしょうか。
感情はどうであれ自分達の利益のためにお客様を欺くような行為を平気でできるような会社がある限り、不動産業界はいつまでもダークな業界と言われてしまいます。
このようなイメージを本気で払拭しようとする不動産会社こそお客様に必要とされる存在意義のある会社だと思いますので、弊社は今まで通り誠実な仕事をしていくだけだと改めて思いました。
なにはともあれおとり広告によって最も迷惑するのは真剣に物件を探しているお客様です。
1人でも多くのお客様がおとり広告に騙されないために、少しおとり物件を見分けるアドバイスをさせてもらいます。
①理由もなく相場より極端に安い物件はおとり広告の可能性を疑う。
お客様にとってマイナス要因があるので賃料を安くしました。という物件はよくあります。
最近ではそのようなマイナス要因もしっかり記載してある物件も多いです。
しかし特にマイナス要因が見当たらなければ、大家さんもわざわざ家賃を極端に安くする必要もないので要注意です。
②電話で「この物件を現地待ち合わせで内見したい。」と言ってみる。
これに対して不動産会社が「一度ご来店して頂かないと内見できません。」とか、しきりに来店を強要してくる場合はおとり広告の可能性が高いです。
本当にこの物件が存在して募集中で内見も可能であれば現地待ち合わせで内見することは全く問題ないのにお店への来店を強要される場合、結果的に来店後、下記のような事を言われる可能性が高いです。
「実はこの物件、隣にとんでもない騒音を出す住人がいるんですよ。それで前の住人も1ヶ月ぐらいで退去してしまうくらいひどい物件なんです。」
↑
本当にそうなら普通の不動産会社は、問い合わせがあった時点でこの事を説明し、それでも内見しますか?と確認するはずです。
「実はつい先ほど大家様から連絡がありまして、他のお客様が契約する事になってしまいました。」
↑
本当にそうなら、この物件を見る為にわざわざ来店されるお客様に対して、その時点で早急にご連絡するのが普通です。
上記のように、お客様に当初内見希望の物件(おとり物件)の内見を諦めさせ「他にお客様の条件に合う物件をお探ししますね。」と言われる事でしょう。
これからお部屋探しを始められる方へ。
いまやほとんどの物件情報(実際に募集中の物件)は本来どこの不動産会社でも紹介が可能です。
理想の物件に出会うには、物件を探すのではなく信頼できる不動産会社を探す事が大切です。
板橋区に地域密着の不動産会社 株式会社アメニシティ
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