板橋区大山にあるオレンジの不動産屋アメニシティの日常
blog敷地に上下式バリカーを設置
賃貸管理している物件で大家様から相談を受けました。
「敷地内のひらけているスペースに外部の人が車を勝手に停車したり、Uターンの切り返しをされて困る」との事でした。
防犯カメラが付いているので、その都度映像を確認すれば車両の割り出しはできますが、根本的な改善をしなければ今後も同じことが繰り返されるような状況です。
そこで大家様と現場で打ち合わせをしながら出た結論は...
敷地と前面道路の間にバリカー(ポール)を設置して、外部車両の敷地内への侵入を防ぐという考えに至りました。
現在がこのような状況。
前面道路が広くないので心理的に敷地内へ車を停車したくなるんでしょうね。
ただ他人の敷地に無断で車を止める事はもちろん犯罪です。
しかも以前、Uターンの切り返しの際にシャッターが車にぶつけられて破損したという事もあったそうで、実害も出ている状況です。
バリカー設置工事を依頼しました
今回は建物まわりの工作物を主に工事する外構業者さんに発注。
ステンレス製でパイプの直径が76.3㎜。
地中にしまったり出したりできる上下式を採用しました。
まずサンダーで四角く表面を開口します。
その後コンクリートハンマーで固い部分を斫り、バリカーを地中にしまえるくらいの空間を作ります。
できた穴にバリカーを埋めて、隙間にモルタルを注入し、固まれば完成です。
このようにバリカーを下げて地中にしまう事もできます。
敷地内に大家様の車や、月極駐車場として貸している車があるので、その車の出入りはできるように上下式にする必要がありました。
5ヶ所にバリカーを設置。
工事時間は約半日。
これで外部の車が無断で敷地内に停車する事はなくなると思います。
Uターンの切り返しによるシャッター破損を防ぐ為に、シャッター前だけはチェーンも付けています。
このような工事の際、管理会社として気を付ける事があります。
工事の際に騒音・振動・粉塵などが発生するので、事前に建物の入居者や、近所の住人へ工事のお知らせを出しておきます。
だいたい工事日の10日前くらいまでが理想。
事前のお知らせがなくこのような工事を始めてしまうと、苦情が出て工事に支障が出る場合もありますので大事な仕事です。
賃貸管理をしていると様々な問題が起きますが、その都度相手へ注意して改善できる問題と、根本的に仕組みを変えないと改善できない問題が常にあります。
今回はどちらかというと後者の方で、車の敷地への無断侵入という問題に対して、バリカーを設置して根本的に車が敷地内に入れない対策を選択しました。
大家様にとっては費用がかかる対策となりますので、納得していただける提案を管理会社として心掛けています。
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