板橋区大山にあるオレンジの不動産屋アメニシティの日常
blog家賃の集金管理のコツ
毎月1日はチェックの日。
賃貸管理物件の家賃入金を確認する日です。
弊社作成の賃貸借契約書では借主様が家賃を支払う期日は『月末』。
そして毎月1日の夕方時点で入金確認ができていない借主様に対して『家賃未入金のお知らせ』を手紙かショートメールで送ります。
簡単にいうとやさしめの督促状。
中にはたった1日過ぎただけで督促は早すぎじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、弊社ではこのスピード感が大切だと思っています。
過去に自分で家賃管理をしている大家さんから何度か相談を受けたことがあります。
大家「家賃が2ヶ月分入ってない入居者がいるんだけど、どうすればいいかなぁ?」
私「2ヵ月分を滞納しているのに気づいたのはいつですか?」
大家「2日前に久しぶりに通帳を記帳してみたら、入金されていない事に気づいた。」
私(心の声)「遅いよ・・」
実はこれ結構手遅れの状態です。
何の連絡もなく借主が2ヶ月も家賃を払っていないという事は払えるお金がない可能性が高いです。
当然そういう人はその時点で督促されてもまとめて払えるお金もなく、分割で支払っていく事になるケースが多いです。
ですが経験上では元の滞納のない状態に戻るまで4~6ヶ月くらいはかかります。
ただしこうなった責任は大家さんにもあります。
もっと早く滞納に気づいて借主に督促をしていれば、このような事態は回避できていたと思います。
滞納する大半の人は滞納しても大家さんや管理会社から督促がない事に甘えています。
①最初は支払い期日からちょっと遅れる。
②大家さんや管理会社から督促の連絡がない。
③このぐらい遅れても大丈夫なんだと勝手に思い込む。
④翌月は支払い期日からもっと遅れる。
⑤それでも大家さんや管理会社から連絡がない。
⑥そのうち支払い期日を忘れ、気付いた時やお金がある時だけ払うようになる。
⑦結果まとめて払えないくらいの滞納額になる。
要は督促とは借主に対しての教育です。
支払い期日に入金がなかったら翌日すぐに督促することで、借主に対して家賃の期日は守るのが当たり前なんだという意識を持たせる事が重要です。
これを毎月繰り返すことで元々支払いがルーズだった借主が期日を守るようになっていきます。
中にはごく少数ですが滞納常習者みたいな借主もいますが、弊社では上記のような初動が早い督促のおかげで手遅れ滞納状態にならずに回収できています。
とにかく集金管理をおこなってる管理会社にとって督促業務は利益を生む仕事ではありません。
ということはいかに督促業務に時間を費やさないかと考えた結果、借主に滞納させない仕事(教育)に時間を使うべきだと判断しました。
そして結果的にこれがオーナー様や大家さんの信頼および安定経営につながっていきます。
板橋区に地域密着の不動産会社 株式会社アメニシティ
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