板橋区大山にあるオレンジの不動産屋アメニシティの日常
blogスマートメーター対策
数年前から電気の自由化に伴い、電気メーターがスマートメーターになっている住戸が増えてきました。
電力会社からすれば正確な使用量が計測でき、遠隔で通電・切電ができるので、検針員の人件費も削減できてメリットは大きいです。
ですが賃貸オーナー様や不動産会社からすると、スマートメーターがデメリットになる事もあります。
今までは賃借人が部屋を解約して電気を停止する連絡をした後も、ブレーカーを上げればたいてい電気が使えていました。
基本的に空室で、内装工事、ハウスクリーニング、内見の時ぐらいしか使わない電気量だと、特に誰も料金を請求されずに済んでいたという事です。
これは東電が厳密に1件1件検針に行って、切電したり通電したりしていたら人件費がかかり過ぎて黙認していたと思われます。
ですがスマートメーターによって、これからは遠隔で簡単に切電・通電ができるので、賃借人が電気停止の連絡をするとすぐに電気が切電されてしまいます。
本来は当然の事ではありますが・・。
となるとこの後、内装工事やハウスクリーニングで電気を使用するためには、賃貸人が電気の使用開始の連絡をして通電しなければならなくなります。
もちろんその日から使用した分の電気料金を負担する事になるのです。
最近では電気量の負担を最小限に抑えたい賃貸人が、部屋の内装工事が完了した後すぐに電気を止めてしまい、肝心なお客様の内見時にブレーカーを上げても電気がつかないというケースが増えています。
はっきり言って電気のつかない部屋を内見しても、お客様が気に入る可能性はかなり低いです。
スマートメーターの普及に伴って賃貸人が心掛ける事
今後スマートメーターの普及に伴って賃貸人が心掛ける事としては、賃借人の退去後、すぐに電気使用開始手続きをしていただく事です。
そして次の入居者が決まるまではどうか電気を止めないでください。
お客様の内見を万全の状態で迎える事が、何よりも早期成約につながります。
その間にかかる電気料金は必要経費だと割り切ってください。
また私達不動産会社としては、万が一お客様を案内した部屋が切電されていて電気がつかない状態だったとしても、少しでも室内の雰囲気がわかるように懐中電灯を数個用意しておくことも重要ではないでしょうか。
機械の進化により仕事の仕方も変わります。
柔軟に対応する意識を忘れないようにしたいですね。
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