板橋区大山にあるオレンジの不動産屋アメニシティの日常
blog賃貸物件の無人内見
とうとう不動産の内見も無人の時代が来たようです。
新聞によると、
①内見希望者が事前にネットで内見予約する。
②予約時間帯に物件に行く。
③オートロック及び玄関扉に付いているスマートロック(遠隔開錠装置)を開錠操作する。
※開錠操作は専用マイページにアクセスすると分かり、予約時間帯しか操作できないようになっている。
④玄関扉を開けると、室内に設置してあるタブレットからBGMが流れ出し「いらっしゃいませ」と言うらしいです(笑)
⑤その後タブレットに物件の概要や周辺の施設情報が表示されるそうです。
⑥物件について不明な点があれば、その場でオペレーターに電話し、直接話すこともできる。
⑦その場で物件を気に入ればタブレットから申込み依頼もできる。
⑧部屋の開閉履歴も残るので予約した後に内見がされたかの確認もできる。
これを導入した会社もまずは自社が貸主の物件のみで始めるそうです。
確かに全国各地に貸主物件を所有していて、所有物件だけを成約すればいい貸主様にとっては人が動く手間や経費を縮小できて良いのかもしれませんね。
では不動産仲介会社としてこの流れはどうなのか?
やることがなくなり仕事にならないのでは?
おそらく今まで不動産仲介業者がおこなってきた内見の手配や同伴は、もっと機械化が進めばいずれ必要なくなると思います。
ですがその時、不動産仲介業者の存在意義として求められるのは、人にしかできない「コンサルティング力」と「信頼」ではないでしょうか。
コンサルティング力
不動産仲介業とは、特定の物件を決めればよいのではなくお客様に気に入ってもらえる物件を紹介して成約しないと報酬が得られません。
大抵のお客様は最初、希望条件の理想は高いです。
それを言われた通り機械的に物件を検索をしてもまず理想の物件は出てきません。
その現実をプロの経験から理論的に説明し「希望条件に優先順位をつけてみましょう。」とか、「少しこの条件を変えてみるとこんなに良い物件がありますよ。」とか、お客様の為になる提案力がより必要になるのではないでしょうか。
信頼
個人的には、内見はやはり無人より有人がいいと思える理由があります。
お客様は部屋の良いところは自分で見つけます。
ですが悪い(マイナス)ところはなかなか自分では見つけられません。
それは部屋を内見するポイントをあまり知らないからです。
そういうところを、多くの部屋を見てきている私達が正直にお客様に説明し、その上で正しい判断をしていただければ入居後も後悔しない快適な生活が送れると思っています。
本来、不動産仲介業者が目指すべきところは物件を成約するまでではなく、入居後にお客様が「不動産の事をあなたに頼んで本当に良かった。」と言ってもらえる信頼を得る事だと思っています。
機械化により、効率性が良くなる事はとても大事ですがその分、人にしかできない強みをもっと磨いていきたいと思います。
板橋区に地域密着の不動産会社 株式会社アメニシティ
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