板橋区大山にあるオレンジの不動産屋アメニシティの日常
blog【大家さんQ&A】借主の連帯保証人が途中から無職になった
大家様からのご相談
「今度更新をする借主がいるんだけど、連帯保証人のお父さんが定年を迎えて無職になった。このままお父さんを連帯保証人として更新しても大丈夫かな?」
弊社でも賃貸更新業務をしているとよくあるケースです。
この場合、厳密に言うと定年を迎えて年金だけが収入の連帯保証人の場合、万が一契約者が家賃を滞納して連帯保証人に支払いを求めたとしても資力がなく、現実的に支払いができるか安心はできません。
※法的には債務を負っています。
よって更新前にそのような状況がわかった場合、下記のような対策を取ればリスクは軽減します。
①連帯保証人を身内で定職に付いている別の方になってもらう。
②連帯保証人がいなければ保証会社に加入してもらう。
ただしここで気を付けたいのは上記の対策は貸主にとっては安心の対策ですが、借主にとっては負担となります。
借主の中には、他に連帯保証人を頼める人がいない事もあります。
保証会社に加入する場合には保証料がかかります。
あまり借主に対し、負担を与え過ぎる条件を付けると更新をせずに解約となる場合もあります。
やはり大家様にとって賃貸経営の最大の目的は満室で賃料収入が入ってくる事だと思います。
決して借主に資力のある連帯保証人を付けることが目的ではないと思います。
そう考えると借主のこれまでの入居実績を見ながら、連帯保証の条件は臨機応変に考えてもいいのではないでしょうか。
例えば、4年間1度も家賃の支払いを期日に遅れたことがない借主であればこれからも滞納の可能性は低いと思われるので、貸主にとってはこれからも部屋を借りていてもらいたいと思える入居者だと思います。
それであれば連帯保証人は今まで通り無職でもお父さんのままでよしとするのも一つの選択肢です。
逆にしょっちゅう家賃を滞納する借主の場合、今後、貸主としても未回収のリスクが高まりますので更新のタイミングで別の連帯保証人への変更、又は保証会社の加入を条件提示してもいいと思います。
そこで滞納常習借主が別の連帯保証人もいない、保証会社にも加入したくないと言うのなら速やかに解約してもらって、新たに家賃をきちっと払える借主に入居してもらった方がよっぽど安心です。
やはり大事なのは借主の信頼性です。
新規の申込みと違って、今回は更新時での話なので少なくとも2年間の家賃支払い実績を見ることができます。
また大家様が物件の近くに住んでいれば借主様の人柄や性格なども多少はわかるのではないでしょうか。
その総合判断の中で条件の度合いを調整する事が大切だと思います。
まずは目的を再確認する事ですね。
借主様向けの話
逆に借主様向けに話をすると、おそらく長く賃貸物件に住んでいると今回のように連帯保証人が途中で無職になる場合もあると思います。
その時に大家さんや管理会社と信頼関係がある程度できていれば、自分にとって助かる代替え案をもらえる事もあります。
毎月の家賃の支払いを含め信頼関係を築いていきましょう。
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